近ごろキャンプが人気ですが、ソロだったり移動手段がバイクだったりすると、「荷物を小さくしたい」と感じてきます。そこで購入したのが、「Moon Lence」というメーカーのテーブル。小さく折りたたみできコスパも抜群です。
SとMの2サイズが販売されていますが、今回はコンパクトにしたいこともあり、小さい方のSサイズを選びました。購入価格は、Amazonで1,699円。Sサイズとはいえ、天板のサイズは40×35cmあるので、一人用には十分な大きさです。
すでにキャンプで3回ほど使用していますが、今のところ不満もなく、快適に使用できています。アルミ製なので若干使用感と汚れがついてしまいましたが、作りが頑丈なので、これからも安心して使えそうです。では、組み立て手順を説明しながらレビューをしていきたいと思います。
高コスパのキャンプ用品ブランド
製品の説明に入る前に、ブランドの紹介をします。
Moon Lenceは、Amazonでキャンプ用品を調べるとよく出てくるメーカーです。いわゆる中華ブランドに位置する製品だと思いますが、安いからといって悪いわけではなく、コスパのよさも魅力。本テーブルのほかにも椅子やコットなど、さまざまなキャンプ用品を手ごろな価格で販売しています。
なお、筆者の愛用するエアー枕もMoon Lence製です。枕の方も安くコスパの良い仕上がりだったということもあり、個人的に信用できる、お気に入りのブランドです。
実際に組み立ててみる
では実際に組み立てていきましょう。袋に入った状態での大きさは、実測で約410×150×50mmくらい。また重さについては、袋に入った状態で、895gという測定結果でした。
筆者はスーパーカブにボックスを取り付けてキャンプをしています。これくらいの小ささに収納できれば、他の荷物を圧迫することなくパッキングが可能。テーブルは大きくなりがちですが、これならじゃまにならずに持ち運べます。
収納袋から中身を取り出すと、天板、足、2本のポールが出てきます。素材はほとんどアルミでできており、安いながらも丈夫な作りです。天板はじゃばらのように折りたたまれていて、据え付けのゴムで広がらないように固定されています。
このようなアルミでできたテーブルというと、キャプテンスタッグのローテーブルが人気です。こちらも同じ値段ということもあり、筆者も選択肢として悩みましたが、最終的には今回のテーブルを選びました。
キャプテンスタッグのものを選ばなかった理由は、高さが低いということです。キャプテンスタッグの高さは約120mmですが、Moon Lenceのものは約320mm。低めのチェアに座っていたとしても、テーブルが低いと作業や食事がしにくくなってしまいます。
実際に使った感想としても、30cmくらいの高さがあると快適です。筆者はHelinoxのチェアワンのような椅子を使っていますが、これくらいの高さの椅子と組み合わせるのであれば、ある程度のテーブル高があったほうが良いと感じます。
組み立てはかんたん。まずは足になっている部分を広げ、2つのポールを左右にはめます。あとは天板を広げて乗せるだけ。わずか3つの工程で組み立てられてしまいます。
慣れてしまうと、40秒ほどで組みたてることが可能です。撤収についても逆の手順で行って収納するだけなので、これも短時間で終わってしまいます。
使用した感想
実際にキャンプに持っていきましたが、とても快適に過ごせました。A3くらいの広さの天板は十分で、1つのテーブルを2人で使ったにもかかわらず、シングルバーナーとカップくらいであれば、問題なく置けてしまいます。
やはり2人で使うには、それぞれ1つずつ持ちたいところ。1人で使う場合であれば、調理器具や皿、カップなどの一式を乗せられます。
先述のように、筆者は低めの椅子を使用しているのですが、丁度いいくらいの高さです。さらに高さの低い、Helinoxのグラウンドチェア、エーライトのメイフライチェアでは少し高いかもしれませんので、その場合はキャプテンスタッグのテーブルの方が相性良さそうです。
本来であればもう少し大きいテーブルのほうが快適ではありますが、バイクや自転車、バッグパックに詰める場合など、持ち物に制限のある場合は、なるべく小さく軽くしたくなります。そういった場合に、このキャンプ用テーブルはおすすめです。価格も安いので、試しに使ってみるなどしても良いのかなと思います。