コロナ禍で外出の機会が減ったこともあり、健康を気にする方が増えていると聞きます。筆者も同様で、運動する機会が減ったことで、体重や体脂肪率が気になるようになってきました。
そこで今回手に入れたのが、オムロンの体組成計「HBF-255T」です。上に乗るだけで、体重や体脂肪率をはじめ、BMIや骨格筋率、内臓脂肪レベルなどの7項目を計測できます。
Amazonでは安い体組成計も多く売られていますが、やはり精度を考えるとオムロンやタニタといった有名メーカーが安心。詳しくは後述しますが、スマホと連携してくれる点も選んだ理由の1つです。
ふるさと納税でお得に入手
今回はふるさと納税の返礼品として入手しました。当初は家電量販店で購入しようとしていましたが、ふと調べたところ、返礼品の対象になっているのを発見。楽天ふるさと納税で10月18日に申し込んだところ、約1週間後の10月26日には届きました。
ふるさと納税の金額は38,000円です。家電量販電で購入すると実質13,000円ほどなので、返礼品の上限である3割くらい。今回はホワイトを選びましたが、レッドも用意されています。
他にもオムロンの返礼品は、肩こりがほぐせる低周波治療機、スマホにデータ転送できる体温計などもあります。すでに来年のふるさと納税として、低周波治療器も候補にいれています。
なお、楽天ふるさと納税は初めて使ったのですが、約1,900円分のポイントがついて驚きました。昨年はagの完全ワイヤレスイヤホン「TWS04K」をふるさとチョイス経由で頼みましたが、こちらは特にポイントは付きません。もし欲しい返礼品の扱いがあるのなら、楽天ふるさと納税を選んだほうがお得かもしれません。
スマホ連携で簡単に記録
HBF-255Tの大きな特徴が「スマホ対応」という点です。本機の場合は「OMRON connect」というアプリが用意されていて、Bluetooth接続で数値を取り込み、自動的にグラフが作成できます。
手動で毎日記録するとなると、面倒になって続かないもの。スマホ対応であれば、自動的に記録してくれるので、負担なく体の変化を把握できるというわけです。また、本機は上に乗るだけで電源がついて4秒くらいで計測まで終わってしまうので、とても手軽です。
アプリから確認できるデータの種類は、体重、体脂肪率、内臓脂肪レベル、骨格筋率、体年齢、基礎代謝量、BMIの7つ。4人までであれば、誰が乗ったかも自動で判別してくれます。
iPhoneのヘルスケアアプリとの連携にも対応していますが、受け渡せるデータは体重と体脂肪率のみ。正確なデータを確認するには、純正アプリを確認する必要がありそうです。なお、タニタからもスマホ対応のモデルが出ていますが、ヘルスケアアプリのデータ項目はオムロンと同様です。
前に2,000円程度の中華体組成計を持っていたことがありますが、こちらは除脂肪体重など多くの項目が連携できました。値段からもあまり数値が信用できないデメリットはありますが、ヘルスケアアプリに多くの情報を統合できるのは少し羨ましく思います。
また、本機には自動でスマホにデータ転送してくれる機能があるようですが、うまく動作してくれません。iPhone 13 miniとの相性かもしれませんが、体重計の本体下部にある転送ボタンを押してから、アプリで同期をする必要があります。
もっとも、毎回転送する必要はなく、30回分(4人だと120回分)のデータを本体に保存してくれます。たまに同期すれば、まとめて転送してくれるので、都度細かくチェックしない限りは手間にならないのは良いところです。なお、中華製の安い体組成計だと本体メモリのないモデルが多く、計測時に毎回アプリを立ち上げておく必要があるので注意しましょう。
ガラスを使った高級感のあるデザイン
外観についても触れておきましょう。本機の特徴といえるのが、透明電極とガラス天板によるフラットなデザイン。通常、体組成計には金属製の電極がありますが、それがないため、見た目的にスッキリしているのです。
大きさは幅約327×高さ約30×奥行き約249mmです。長方形で縦が短いデザインですが、靴のサイズが27.5cmの筆者でちょうどくらいの奥行きなので、足の大きい男性でも大きくはみ出す心配はないと思います。
本体の液晶は、黒背景に白い文字が発光するので、暗い場所でも見やすくて快適。操作としては上面にはタッチ式の電源オン/決定ボタンと左右のボタン、手前の側面には電源オフ、スマホ通信、もどる、前回の数値を確認できるボタンが備わっています。
なお、本機の下位モデルに「HBF-227T」というものがあります。一見するとHBF-255Tのほうが小さく見えるのですが、HBF-227Tの寸法は幅約285×厚さ約28×奥行き約280mmなので、面積的にはHBF-227Tのほうがコンパクトです。
測定できる項目もほとんど変わらないこともあり、透明電極のデザインなどを考えなければ、HBF-227Tで十分です。こちらはふるさと納税の対象ではありませんが、量販店の価格は5,000円ほど安いため、普通に買うならHBF-227Tでもいいかなと。
毎日測定を続けていきたい
オムロンによると、量るタイミングは食後2時間を避けたほうがいいとのこと。タイミングとしては、朝昼晩の食前のほか、朝起きたときと寝る前がベストなようです。
そこで筆者は、朝起きたら、まず本機で計測するというルーティンを行っています。上述のように、上に乗るだけで自動的に電源が入ってくれるので、やることは文字通り乗るだけ。全く手間がかからないので、毎朝続けられています。
届いてから2週間ほど続けているわけですが、すでに衝撃の事実に直面しています。全く自覚がなかったのですが、グラフを長期表示にすると、ゆっくりと体重&体脂肪率が増えていっているようなのです。これは対策を打たなければ…。
というように、すでに毎日計測するメリットを感じています。体組成計があると、運動不足や食べすぎなどが数値として可視化されるので、健康管理に最適。特に、HBF-255Tのようなスマホ対応モデルであれば手軽に始められるので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。