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在宅勤務にともなってデルの4Kモニター「U2720QM」を使っていましたが、やはり足周りのすっきり感が気になってきました。そこで導入したのが、エルゴトロン(Ergotron)のモニターアーム「MXV」です。
モニターアームの価格はピンからキリまであり、Amazonをみてみると、2,000円ほどから購入できます。安価なものでも使用する上は問題ないのですが、1万円以上くらいにもなるとやはり作りがよく、値段なりの価値を感じます。
特に、昇降や回転といった動きのしやすさについては、安価なモデルは高級モデルに太刀打ちできません。頻繁にモニターの位置を動かしたい方は、少し高いモデルを購入したほうが満足できるはずです。
エルゴトロンはそういった、やや高価格帯を主軸にラインナップしているメーカーです。「モニターアームといえばエルゴトロン」というユーザーも筆者の周囲には多く、また個人的にもそう思います。品質がよく、耐久性があるので長く使える。信頼できるブランドです。
今回購入したMXVは、税込18,600円と、同社のなかでも少し高めのもの。人気の「LX」や、それをベースにしたAmazonベーシックのモデルは1万円台前半くらいということもあり、MXVはあまり人気がない製品でもあります。
一方でエルゴトロンの中では新しめのモデルで、やや古さを感じるLXに比べて、MXVはモダンなデザインに感じます。根本にポールがなく、すっきりとしたシンプルなデザインです。
そんなMXVを選んだ一番の理由は、新型の固定用クランプです。詳しくは後述しますが、従来の固定方法とくらべて、少ない奥行きでもアームの固定ができます。
モニターアームの固定方法は、机に挟むクランプ式と、机に穴を開けて固定するグロメット式の2種類が主流です。しかし、前者は幕板などに干渉すると取り付けられませんし、後者は机に穴をあける必要があります。また引き出しがついている机だと、穴を開けても固定できせん。
筆者が愛用しているデスクは、無印良品の「無垢材デスク(引出付)・オーク材 」というものです。このデスク、よくある化粧板ではなく、本物の木材で作られていることが魅力です。この値段で木製デスクだと安価な素材であることも多いのですが、高価なオーク材なので、かなりコスパが高いのではと、個人的に感じています。
このデスクの大きなデメリットは、「モニターアームが使えない」ことにあります。幕板があるため、モニターアームの取り付けスペースが約40mmしかないのです。これは、ほぼすべてのモニタアームで取り付けができない水準です。
しかしMXVは約33mm(実測値)あれば固定ができるため、このデスクでもモニターアームが使えます。調べたところ、40mm未満で固定できるモニターアームは今回のMXVのみ。これ以外に選択肢がなかったといえますが、モニターアームの取り付けを諦めていたこともあり、見つけたときは嬉しく思いました。
使い勝手はエルゴトロンらしく、片手で昇降できるほどの動きの良さが魅力です。カラーは今回のマットブラックのほか、ホワイト、アルミニウムの3色が用意されています。同社の中ではスリムで小さめなので、デザイン重視で選んでもいいかもしれません。非常に満足のいく買い物でした。