iPhone 13 miniに“NIMASO”製のガラスフィルムを購入。作りよくコスパもよし

iPhone 13 miniと保護フィルムのパッケージ

NIMASOというブランドのガラスフィルムを、アップルのスマートフォン「iPhone 13 mini」用に購入しましたが、想像よりもコスパが高くて驚いています。

実はこのブランド、ネット上には “商品提供” のレビューが溢れていたため、「NIMASOって本当に良いの?」と、あまり期待しないで購入しました。商品提供イコールPR記事というわけではないですが、製品をもらったという恩義がある以上、あまり悪いことは書けなくなってしまいます。

結果としては、上述のように、コスパの高いガラスフィルムだと感じます。もちろん、もう少し値段の高いSpigenやBelkinのフィルムには及びませんが、同じ価格帯の中華メーカーを選ぶなら、NIMASOを選んだほうが満足できるはずです。では、その理由をかんたんに解説していきましょう。

NIMASOとは

まずNIMASO(ニマソ)とは、Amazonや楽天などのECサイトを中心に、iPhoneやiPadなどに対応したアクセサリーを展開するブランド。ケーブルやケースもラインナップしていますが、ディスプレイに貼り付けるガラスフィルムが主力の製品といえます。

NIMASO 公式サイト
公式サイトのスクリーンショット

そして、日本を拠点としているブランドとのこと。販売は横浜市にある紅松株式会社というところで、電話やメールの窓口も用意されています。おそらく製品自体は中国におけるOEM製造だとおもいますが、日本でサポートを受けられるのは安心感があります。

ガラスフィルムを買うなら“ガイド枠”付きを

パッケージを開封すると、2枚のフィルムに加えて、貼り付ける際にホコリを除去するアイテムの一式が入っています。内訳としては、アルコールシート、ホコリを除去するためのステッカー、クリーニングクロスがそれぞれ2セット、そしてガイド枠です。

NIMASO製フィルムの付属品一式

筆者としては、ガラスフィルムを購入する際、ガイド枠がついている製品をおすすめします。これがあるとないとでは大違い。ずれた位置にフィルムを貼り付けてしまうと、ケースと干渉する可能性がありますが、ガイドがあればだれでも最適な状態できれいに貼れます。

NIMASOで良いと感じたのは、このガイド枠の品質です。簡単にスマホへ装着でき、またガイドの中にフィルムを入れれば最適な位置に貼り付けられます。さすがに作りの良さは値段差のあるSpigen製品とは比べられないですが、NIMASOでも必要十分な水準。これならおすすめできます。

ガイド枠を装着したiPhone 13 mini

過去に安いからと無名メーカーのガイド付きフィルムを買ったことがあるのですが、これは失敗でした。作りが悪く、力をいれないとスマホ本体に取り付けられないような精度。もちろん、ガイド自体の精度がわるいため、フィルムサイズよりもガイドの方が大きく、きれいな位置に貼り付けられません。これなら、ガイドがないほうが良いと感じたレベルです。

手順に沿うだけ、かんたんきれいに貼れる

さて、話をフィルムにもどしましょう。きれいにフィルムをスマートフォンに貼り付ける準備は、アルコールシートで拭いて指紋などの油を除去し、続いてステッカーで細かなホコリを除去するのみ。他メーカーでも同様の流れなので、すでに確立された感がありますが、これだけで失敗しづらくなります。

清掃中のiPhone 13 mini

細かいのですが、この付属品の使いやすさも、気に入ったポイントといえます。よくある無名メーカーだと付属のアルコールシートが薄くて小さいのですが、今回のものは厚みがあるため拭きやすいです。

また、ゴミ取り用のステッカーは小さいものが多いのですが、NIMASOは大きめのため、こちらも同じく使いすさ良好。選ぶ際はついフィルム本体に注目しがちですが、こういった貼り付けやすさも重要です。

ディスプレイをきれいに清掃したら、あとはガイドをスマホに装着して、ガラスフィルムの粘着面にあるフィルムを剥がし、ガイドの中にガラスフィルムを落とすのみ。あとは指で空気を抜いてあげれば、ホコリもあまりはいらず、バッチリの位置に貼り付けられているはずです。

ガラスフィルムとiPhone 13 mini

つい細かい付属品に注目してしまいましたが、肝心のフィルム本体のつくりも良好です。バリや歪みなどもなく、指すべりも良いため快適に使えます。表面硬度は一般的な9Hです。

精度が悪いフィルムでは気になってしまう、受話口の周辺や角の部分についても問題なくバッチリ。ガイド枠を使って貼り付けているため、フィルムを完璧な位置に貼り付けられます。

ガラスフィルムを貼り付けた状態の受話口
ガラスフィルムを貼り付けた状態の角

また、iPhone 13シリーズの前面ガラスには、耐久性の高いセラミックシールドが使われていますが、この影響なのか初期状態では指すべりの悪さを感じます。ガラスフィルムを貼り付けたことで、これが解決できました。

“安かろう悪かろう”ではない良クオリティ

NIMASOは無名の中華メーカーと同じように安めの価格で販売されていますが、実際に使ってみると、付属品の品質など、使いやすさを考えて作られているように感じました。こういったことからも、非常にコスパの高いブランドだと感じます。

余談ですが、筆者はケースにSpigenのウルトラ・ハイブリッドを選びました。NIMASOのフィルムと組み合わせたところ、これがピッタリ。互いに干渉しないだけでなく、隙間もほとんどないため、同じメーカーで組み合わせたような仕上がりです。

SpigenのケースとNIMASOのガラスフィルム

現在、NIMASOの製品は、iPhoneなどアップルデバイス向けのみですが、今後はXperiaやGalaxyなど有名スマートフォンにも対応してほしいところ。逆にアップルユーザーであれば、貼り付けしやすくハイコスパな製品なので、フィルム選びの際には、ぜひ検討してほしいアイテムです。