シングルバーナー、“脚”をつけて安定性を向上しよう

キャンプで調理をするときに便利なシングルバーナーですが、コンパクトなOD缶を使用するモデルの場合、地面においた際に安定性が気になることがあります。

筆者はプリムスの「P-153」というモデルを愛用していますが、たとえば石の多いキャンプサイトの場合、そのまま缶を置くと、ガタガタしてしまうといった経験がありました。設置方法を工夫すれば安定させられますが、移動させるたびに調整するのは面倒です。

そこで購入したのが、プリムスから純正で発売されている、ガスカートリッジホルダー。ガス缶の下に取り付けるタイプの脚なのですが、これがあるだけでしっかりと設置でき、とても便利でした。

使わないときはコンパクトに

使用しないときはコンパクトに折り畳めるので、邪魔になりません。本体素材がプラスチックのため、キャンプで気になる重さについても気にならず、気軽に持っていけます。ネジの部分以外に金属がないため、他のアイテムを傷つけにくいのもポイントです。

OD缶というと、コッヘルの中にバーナーとガス缶を収納できるものがあり、筆者もそれを使っています。少し不満だったのは、このコッヘルの中にガスカートリッジホルダーをまとめて収納できないこと。鮮やかな赤色なので無くしにくいと思いますが、つい忘れてしまうことがありそうです。

しっかりと保持される

装着はかんたんで、脚を広げたらOD缶にはめるのみ。乗せるだけでなくツメでしっかりと固定するので、移動する際にはずれてしまうということはありません。余談ですが、はめた状態で回転できるので、設置後に向きを調整することもできます。

ホルダーを使用しない状態
ホルダーを使用した状態

また、装着後は地面から約2.5cm浮いてくれるのも気に入った点。テーブルの上にシングルバーナーをセットしている方も多いと思いますが、ロースタイルでキャンプをする場合は、テーブルに置かなくてもちょうどいい高さになってくれます。

バーナーを地面に置くことができれば、そのぶんテーブルが広く使えます。特にソロキャンプでは荷物を少なくしたくなりますが、その際により小さいテーブルを使うことも可能です。

価格は約800円程度とお手頃。コンパクトに収納できるため、持ち運びでも邪魔になりません。安定性が増せば、誤って倒してしまう危険が減るなど安全性も向上できるので、ぜひオススメしたいアイテムです。