ケーブルが絡まったり、ごちゃっとしたり、そういったことを解決できるのが、無印良品の「ポリプロピレン ケーブル収納」というアイテムです。今年5月にリニューアルされ、一部ガジェット好きの間で話題になって気になっていましたが、ついに買ってみました。
購入した目的は、Pixel Watchの充電ケーブルが長くスッキリとさせたかったから。ケーブルが細めでコシがないため、まとめようとしても乱雑に見えてしまいます。そこで思い出したのが、この収納アイテムというわけです。
本収納ケースの価格は税込190円。ケーブル収納という名前ですが、基本的にはUSBケーブルでの使用を想定しています(ACケーブルは発熱・発火のおそれがあるため使用してはいけないとのこと)。大きさは約5.5cm四方とコンパクトです。
また使用できるケーブルについて、長さ1m、太さ3.5mmまでという条件があります。USB PD対応の急速充電ケーブルは太めのものが多いので要注意ですが、iPhoneに付属するくらいのケーブルであれば問題ありません。ちなみにケーブルを通す穴の大きさを測ってみたところ、約5mmだったので、多少太めでも大丈夫かと思います。
使い方は簡単。まずはケースを開き、中央の円形パーツの溝にはさみ、ケーブルを2箇所のくぼみ(閉じた際に穴になる部分)に乗せます。円形パーツは回るようになっているので、回転させればOKです。
あとはケースを閉じ、つまみを回転させるのみ。これを回すことでケーブルが巻かれていきます。回す方向は特にどちらでも問題ないので、使いやすい方向で巻いていけば良いと思います。
なお後々気がつきましたが、このとき収納ケースがケーブルの中央に位置するようにしておく必要があります。片方に寄っていると、寄っている方が先に巻き終わってしまい、きれいに収納できません。
巻き終わった状態がこちら。既製品のリール式ケーブルとは違い、バネで伸縮できるわけではありませんが、それと同じようにコンパクトに収納することができます。
巻いてみたところ、Pixel Watchをセットする側のケーブルが余ってしまいました。先に説明した通り、巻く際にケースの位置がどちらかに寄っていると、このようになってしまうのですが、調整が意外と難しい。しかも最初にセットした位置でケーブルが固定されないので、完全に伸ばしてしまうと、簡単にずれます。最大まで伸ばさなければ問題ないのですが、一度セッティングしたらずれないような構造にしてほしかったところです。
ちなみにこのケーブル収納ケースですが、スマホスタンドになる機能も搭載しています。回転させるつまみと反対側をスライドさせるとスタンド部分が出てきて、そこにスマートフォンを載せられる仕組みです。今回はあまり活用できないのですが、スマホを充電しながら映像を見るなど、便利に使えそうです。
スマートフォンは20mmまでの厚さに対応するため、ほぼ全てのモデルが使えるはずです。またスライドする長さによって3段階に角度を変えられるのもポイントです。
というわけで今回はPixel Watchの充電ケーブルをコンパクトにするために買ってみましたが、目的は達成できて満足です。短く巻けば旅行にも持っていきやすいですし、自宅ではちょうどよい長さに調整して使えます。
あえて言えば、スタンド機能をなしにして、円形でコンパクトにしたモデルもほしいところ。ただ、190円という価格を考えると、結構おすすめできる製品だと思います。