Steam用のコントローラー、最新の「Xbox ワイヤレス コントローラー」に買い替えた

Xbox コントローラー

PCでゲームをする際に使うコントローラーですが、WindowsではXbox用のコントローラーをサポートしているため、接続するだけでそのまま使えます。

PlayStationのコントローラーも使えないわけではないのですが、Xbox用のものはゲーム内のボタン説明も切り替わるなど、まるでコンソール機のような感覚で使えることがメリットです。そのため、筆者はコントローラーで遊ぶようなゲームでは、ずっとXboxコントローラーを愛用してきました。

そのコントローラーですが、ついに壊れてしまいました。使っていたのは「XBOX Oneコントローラー」。2017年ごろに購入したものなのでそろそろ寿命なのでしょう。十字キーがチャタリング(1回押すと連続して入力されてしまう)するようになり、遊べないわけではないものの、せっかくなので新モデルに買い替えることにしました。

Xbox コントローラー
上がこれまで使っていた「XBOX Oneコントローラー」、下が新しく購入した「Xbox ワイヤレス コントローラー」

新たに購入した「Xbox ワイヤレス コントローラー」は、Microsoftが2020年後半に発売した「Xbox Series X|S」に付属するものと同じタイプ。これまで使っていたコントローラーは「Xbox One」のものなので、世代としては1つ新しいことになります。

並べてみると、ひとまわり小さくなっていることに気がつきますが、実際に持った感想としては、ほとんど同じといった印象。それよりも全体にグリップ感が増しているなど、世代が新しくなっただけあり、かなり持ちやすくなった感覚です。

Xbox コントローラー

たとえばトリガーの部分は、これまで光沢感があったのに対して、新しいモデルではマット調になりました。そして下部分の「LT」「RT」トリガーについてはドット上の滑り止めが新設され、より滑りにくくなっています。

今までトリガー部分の感触について意識していませんでしたが、しばらく新しいものを使ったあとに古いものに戻すと、思ったよりもつるつるとして滑ることがわかります。特に、熱中したプレイで手が汗ばんだりしても、新しいトリガーでは安定してボタンを押すことができました。

Xbox コントローラー

そして外観上の違いといえば、十字キーの形状もポイントです。これまで使っていたモデルでは、文字通り十字のかたちでしたが、新モデルでは円盤状になっています。

Microsoftのコントローラーでは、上位モデルに「Xbox Elite ワイヤレス コントローラー」というものがありますが、パッと見はこれと同じようなデザインなので、個人的には少しランクが上がったような印象を受けます。また、今までよりも面積が広くなったので、より押しやすくなったように思います。

Xbox コントローラー

PlayStation 5のコントローラーは、PlayStation 4と比べてかなりデザインが変わりました。しかしその対抗馬となる「Xbox Series X|S」のものは、これまでと同じようなデザインに留まっています。しかし実際に持った印象としては、見た目とは裏腹に、かなり良くなっていることに驚きました。

一方で残念だったのは、これまでと同じように単3電池を採用していること。別売でバッテリー化キットも売られてはいますが、充電式が当たり前になりつつあるので、ここは最初から内蔵バッテリーにしてほしかったところ。充電池のエネループでも不満はないといえ、やはり繋ぐだけで充電できたら楽だなと思ってしまいます。

また、接続方法はこれまで通り、Bluetoothと有線接続に対応します。筆者はあまり有線で使うことはないですが、端子がMicro USBからUSB Type-C(USB-C)になりました。細かいポイントですが、そろそろMicro USBの機器も少なくなってきたので、ここは嬉しいユーザーも多いでしょう。

PCゲームはマウスとキーボードで操作するタイトルが多く、またマウスと違ってコントローラーは壊れにくいため、あまり買い換えないという方も多いかもしれません。しかし長時間プレイするにあたって、持ちごこちや操作感は重要な要素。旧来のXboxコントローラーを使っているなら、ぜひ新モデルを一度握ってみても良いかもしれません。