JINSの「メガネ用くもり止めスプレー」が便利

冬はメガネユーザーにとって厳しい季節。特に今年はマスクを常に着用していることもあり、外に出るだけですぐ曇ってしまいます。視界が白く覆われ、外を歩くだけでも少し怖いです。

そこで対策として購入したのが、JINSの「メガネ用くもり止めスプレー」というもの。容量は7ml、成分は界面活性剤とアルコールのみというシンプルな内容です。

そして、330円(税込)と試しやすい価格も魅力的です。ウェブストアでは品切れになっているようでしたが、店頭でも購入できました。表にはおいていないのですが、店員に話しかけたところ、裏から出してくれました。

スプレーの使い方もシンプル。説明書には下記のように記載されています。

レンズの両面に適量をスプレーして、レンズ全体に塗り広げ、液が乾いてからティッシュ等で軽く拭き上げてください。

かんたんにいうと、液を薄く塗り拡げたあと、乾いたらそれを拭き上げるのみ。拭くときの布は、メガネ拭きなど、極細繊維の布が使えないので注意が必要です。個人的にはティッシュペーパーで問題なく使用できました。

スプレーをプッシュすることで液が出てきます。液体を指で塗り拡げたところ、1プッシュのみで左右の表裏すべてに広げることができました。

なお、最初は画像のようにレンズに直接スプレーしてみたのですが、これでは吹きかけたレンズに付く液が多くなりすぎるのかもしれません。この面だけコーティングの被膜が分厚くなってしまうようで、蒸気にあてた際に、視界がゆがむ原因となってしまいました。

そのため、直接スプレーするのではなく、ティッシュペーパーに吹きかけてから伸ばしてもいいかなと感じました。薄く塗り拡げられれば方法は何でも良いので、試してやりやすい方法で使っていければ良いと思います。

くもり止めの効果は?

くもりをどのくらい防止できるのかを試してみました。まずは沸騰したお湯をタンブラーに注ぎ、その蒸気にレンズを当ててみます。

もちろん、素の状態ではすぐに白くなってしまいます。一方で、くもり止めを施したもう片方は、まったく曇る気配がありません。この状況で曇らないのであれば、ラーメンの湯気やマスクからの蒸気くらいでは大丈夫でしょう。実際、マスクを付けたまま屋外に出ても曇ることはありませんでした。

試しに、さらに過酷な条件として、スチーム式加湿器の蒸気に当ててみました。曇ることはありませんでしたが、レンズが水に濡れたような状態となり、視界良好とはいえない結果に。当たり前ですが、水分はレンズに付着してしまうので、あまり蒸気が多いと視界に影響してくるようです。

一見するとわからなかったのですが、先ほどのタンブラーのテストでも、表面にうっすらと水の膜が張っていました(メガネ装着時には影響ない範囲です)。気になってティッシュペーパーで拭くと、くもり止めのコーティングも一緒に剥がれてしまう様子。数秒~数十秒くらいで勝手に乾いてくれるので、そのままにしておいたほうがよさそうです。

メガネのくもり止めは多くのメーカーから出ていますが、JINSユーザーとして、やはり純正は安心。330円と手の出しやすい値段ということもあり、メガネが曇って困っている方に、ぜひ試して欲しいアイテムだと感じました。