かねてより本ブログの表示が遅いなと思っていたのですが、ついに解決しました。結果的にはサーバーの問題で、移転した途端、一気に早くなりました。
2016年にサーバー移転して以来、ずっとバリューサーバーを使ってきました。選んでいた理由は「安さ」です。
ドメインとセット割引の「まるっとプラン」を利用すれば、年間で税込1,650円。月額にすると約137.5円という破格さです。ドメイン更新費用も同じくらいなので、合計でも3,000円ちょっとで運用できていました。
とても安いので、バリューサーバーはブログを始めてみたい初心者の方にはおすすめです。一方、数年使ってきたことで、次第に不満を覚えてきたことは事実です。
新しく変えたのは、ConoHa WINGというサーバー。バリューサーバーと同じGMO系列ですが、速度に力を入れているようで、評判も悪くありません。
価格は月額800円からと、かなりのコスト増になります。エックスサーバーやカラフルボックスといった他の有名サーバーも候補にいれていましたが、決め手はキャンペーンの存在でした。36ヶ月契約すれば50%オフ、しかもドメイン更新費用は無料。安さにつられるかたちで契約してしまいました。ひとまず3年使う予定です。
どれだけ速度が変化した?
ここでGoogle Speed Indexの数値を見てみましょう。
バリューサーバーの数値はモバイルが78点、PCが81点です。50-80点が標準、90-100点が高速と言われていますから、遅くもなく早くもなくといった水準。SEOのペナルティがあるのは50点以下のようなので、全く問題ない速度ではあります。
続いて、新しく乗り換えたConoHa WINGです。こちらはモバイルが86点、PCが92点です。サーバーを変えただけなのに約10ポイントも向上させることができました。
数値的には大きくない差ではあるのですが、体感では明確な違いがあります。というのも、バリューサーバーの頃はページを開いてから表示開始の間に、2-3秒の空白時間がありました。表示開始すると一瞬なのですが、この “間” のせいで、ページが開くまでの時間が余計多く感じてしまう状況でした。
この数字を目指すために、プラグインを見直したり、画像サイズを調整したりなど、細かな努力をしてきました。しかし、どの変更よりもサーバー変更のほうが大きな効果です。もしWordpressの速度に悩んでいる方は、サーバーを変えてしまったほうが、結果的には手間がかからずコンテンツ制作に注力できると感じます。もちろん、遅延読み込みやコードの圧縮といった高速化も重要なのですが。
仕方のないことですが、バリューサーバーは価格が安いので、多くのサイトを1つのサーバーに詰め込む必要がありますし、サーバーの性能も抑えられているはずです。安いほど速度低下しやすい状況があるわけです。しかし、ブログに来ていただく方を考えると、快適に過ごしていただきたいと思い、サーバー移転を決めたわけです。
高速化で思わぬ効果も
思わぬ効果ですが、サーバーの速度が上がったことで管理人的にもメリットがありました。Wordpressの管理画面が、とにかくサクサク動くのです。
これまでは画像追加やカスタマイズなど、全般的にレスポンスが悪い状態。ライブラリに保存した画像もなかなか読みだせず、記事に画像を追加するだけでも一苦労でした。
しかし、その前に使っていたのがLivedoor Blogだったため、「Wordpressは少し重いけどこんなもんかな」と納得しており、それがサーバーに起因するものだとは、思ってもいませんでした。サーバーを乗り換えた瞬間、ライブラリの画像は瞬時に表示されるようになり、「ここまで違うのか」と驚いたほどです。
結果的には、サーバーをConoHa WINGに乗り換えて満足です。多くの方に快適にご覧いただけるだけでなく、管理者自身も使いやすい環境が実現できました。
もちろん、以前使っていたバリューサーバーには感謝しています。無料のLivedoor Blogから有料レンタルサーバーへの移行は勇気がいるものでしたが、低コストでここまで使えるとは思っていませんでした。10分程度のデータベース停止などは何度かありましたが、それを除くと約5年間大きなトラブルもなく、安心して使えたことも大きいです。
環境が整ってしまったので、これから重要なのはコンテンツです。今後はConoHa WINGを使いながら、より魅力的なコンテンツを作って行ければと思います。