小さいけど実力十分。モンベル「ミニランタン」はソロキャンにいいかも

キャンプでの荷物小型化を目的に、新しいランタンを購入してみました。モンベルの「ミニランタン」というモデルで、単3乾電池1本で使えるコンパクトな照明です。

明るさは最大140ルーメンで、ソロキャンプくらいの規模なら困らない明るさ。ある程度の高さからランタンを吊るして使う場合は物足りないと思いますが、筆者はヘッドライトと併用しているので、足元や手元だけ照らしてくれれば十分です。

上述のように単3電池1本で動作してくれるのですが、最大の140ルーメンでも5時間発光してくれます。明るさは2段階の調節に対応していて、11ルーメンのLOWモードだと15時間の使用が可能。予備電池を用意するとしても少ない本数で済むので、荷物の負担も少ないです。

写真ではわかりにくいのですが、LEDの発光色は温白色です。昼白色の蛍光灯と比べたら暖かみのある色なので、キャンプの雰囲気は損なわないのですが、電球色のモデルも出してほしいところ。一方で電球色は暗く感じてしまうので、明るさとのバランスを考えると、このくらいがベストなのかもしれません。

個人的におもしろいと感じたのが、シャキーンとのばして使う伸縮機構。光を拡散するシェードが可動式になっているため、使わないときはコンパクトに収納できます。逆に収納した状態では光が拡散されなくなるので、ちょっとした懐中電灯としても役立ちます。

本体のベースが、放熱のためなのか、金属で作られているので高級感があります。さすが登山用ギアのメーカーといったところでしょうか。プラスチックの部分も硬質で頑丈なため、簡単に壊れなさそうな堅牢感です。また、IPX4相当の防滴なので、少し水がかかっても安心です。

本機の用途として一番ちょうどよいと感じたのが、テント内での照明です。2人用くらいの小さいテント内を照らすには、140ルーメンでも文句ない明るさ。コンパクトで邪魔にならないので、テント用として買い足してもよいと感じました。

コンパクトなサイズということもあり、単体で外で使うには心もとない明るさですが、それでもこのコンパクトさは嬉しいところ。あまり使っている方は見ない気がしますが、荷物をなるべく減らしたい方、サブとして追加したい方など、隠れた名品としておすすめしたいモデルです。