ソニー「α7C」を購入。フルサイズなのに小さくて驚き

ソニーのα7Cを購入しました。ずっと小型のフルサイズを待っていた身としては、「ようやく登場してくれた!」という気持ち。迷わず即決での購入でした。 ソニーのフルサイズ機はα7R IIを手放して以来です。

これまでの愛機はニコンのZ 50でした。Z 50はとても良い機種で、それまでは3ヶ月スパンで買い替えていたこの頃でしたが、結局10ヶ月ほど使ってしまいました。お金に余裕があれば両方持ちたいのですが、フルサイズはレンズも高いので手放すつもりです。両方持っていても、結局α7Cを使ってしまいそうですし。

フルサイズなのにAPS-CのZ 50と比較しても、ほとんど同じ大きさで驚きました。むしろα7Cのほうが高さが低いぶん、バッグへの収まりは良好です。個人的にはこの収まりの良さが重要で、常にバッグに入れておくにはこのくらいがありがたいのです。

持ち運び時にかさばると邪魔になりますし、せっかくのいいカメラも持ち歩かないと勿体ないです。そういった意味で、個人的にはこの大きさがいつも持ち運ぶにはちょうどいい。フルサイズはレンズが大きくなりがちですが、特にリュックだとカメラが長くなるだけなので、それほど邪魔にはなりません(高さがあると厚みが増えるので邪魔になります)。

少し使った感想としては、キットレンズに関してはZ 50付属の「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」のほうが優秀だと思いました。というのも、α7C付属の「FE 28-60mm F4-5.6」は、とにかく寄れないです。個人的な使い方だとイヤホンなど小さいものも撮りたいのですが、テレ端で最短45cmまでしか近づけないので、クロップ前提になります。Z 50の付属レンズは寄れたので、より不便さを感じます。マクロレンズが別途ほしいですね。

Z 50はとても良いカメラで、ファインダーに関してはα7Cよりも大きくて快適です。レスポンスに関してもα7Cはソニー特有の起動の遅さがありますし、α7Cはボタンも少ないので設定もワンアクション多かったりします。APS-Cで選ぶならZ 50はイチオシのモデルというくらい、個人的にとても良いカメラだと思います。

しかしそれを差し置いても、画質は「やはりフルサイズ」という実感です。Z 50も高感度に強い機種ですが、フルサイズと比べてしまうと差があるなと。それにソニーEマウントはレンズが多いので、個人的に好きな50mmの単焦点も使えます。Z 50は交換レンズがほぼない状態なので、 キットのズームレンズくらいしか選択肢がありませんでした。これもα7C購入を後押しした理由です。

そしてα7Cはこの価格帯にしては珍しく、本体の質感も最高です。フルマグネシウムボディなので、持った瞬間の堅牢感が高く、ガチッっとしています。20万円前後だと、上部と背面、上部と前面、上面のみといったモデルも多いですが、α7Cは基本的に見える部分はすべて金属製。ほかにもダイヤルやシャッターボタンがアルミ製だったりと、全体的に見た目以上の高級感があります。

今回は飽きにくいブラックを選びましたが、シルバーも落ち着いた色でかっこよくて悩みました(SNSを見ているとシルバーを選んだ人のほうが多い気がします)。実物をみると印象が変わると思いますので、ぜひ店頭で手にとってみてください。