Oculus Questでも“良いイヤホン”を使いたい! MMCXリケーブルを自作してみた

Oculus Questを購入してそろそろ1ヶ月。これまで音漏れと音質の関係から、普通のイヤホンを接続してBeatSaberなどで遊んできました。しかし、ケーブルが長くて気になるので、純正オプションのイヤホンのように、左右独立したイヤホンが欲しくなってきました。

早速調べましたが、純正品は約6,000円とやや高く、音もあまり良くないとのこと。また、Oculus Questからのホワイトノイズも大きいため、評判は良くないようです。とはいえ、人気デバイスのわりにはサードパーティー製品もほとんどなく、諦めて自作することにしました。

仮にイヤホンを改造してOculus Quest仕様にしようとすると、左右のイヤホンを分離させるため、ケーブルを切断する必要がでてきます。しかし、それでは勇気がいるし、高いイヤホンでは躊躇してしまう。そこで、ちょうど家にあったMMCX端子とステレオミニプラグで作成してみました。

また、ネットで見かけた「イヤホンを接続するとホワイトノイズが聞こえるが、ボリューム搭載のアダプターを挟めば問題ない」といったコメントを思い出し、家にあった47Ωのオーディオ用カーボン抵抗を挟んでみました。100Ωの抵抗を内蔵しているER-4Sではホワイトノイズを感じないので、本当は100Ωが良かったのですが、結果的には47Ωでも気にならない程度まで軽減できるようです。

なおモノラル端子のミニプラグを使用する必要があるかと思っていましたが、純正はステレオミニプラグでした。試しに左はLchのみ、右はRchのみ接続したところ問題なく使用できたので、左右のミニジャックには同じステレオ音声が流れているのかもしれません。またケーブルは詳しく覚えていないのですが、昔オヤイデで購入した1,000円/mくらいのシルバーコートのものが余っていたので、贅沢にも使用してみました。

Oculus Quest用のリケーブルは、作った人も売っている製品も見かけなかったのですが、需要は高そうです。MMCXのはんだ付けは難易度が高めなので、安めのMMCXイヤホン/リケーブルを切断して、プラグ部分をつけるような改造も良いと思います。

今はちょうど手元にあったAurvana Trioを繋げていますが、ハイブリッドドライバー、かつ 1万円以上の機種なだけあり、重低音も聞こえるのでしっかりと音楽にノレます。他のイヤホンにも気軽に変更できるので、しばらくは取っ替え引っ替えで楽しめそうです。作成に少し手間と技術は必要ですが、純正の音に満足できない方、良いイヤホンを手軽に使いたい方はぜひチャレンジしてみてください。