まさに一生モノ。約7,000円の高級つめ切り、SUWADA「CLASSIC」

よく使うものにはお金をかけるべきとはたまに聞くが、その教えに従って購入した製品の1つに、約7,000円という高級つめ切りがある。それがSUWADAというメーカーのつめ切りだ。

製造するのは、金物で有名な新潟県・三条市にある諏訪田製作所。創業1926年という老舗である。つめ切りだけではなく園芸鋏や栗剥きなど、ニッパー型の刃物を強みとしているらしい。

このつめ切りはネイリストなどといったプロでも愛用者がいるほど評価も高い。僕は数年前に東急ハンズで購入して以来、毎週のように使ってきたが、いまでも使うたびに感動を覚える。購入時には「つめ切りにこの値段は……」とかなり悩んだものだが、今では価格に納得しているし、買ったことにとても満足している。

手に持っただけでわかる “良さ”

満足感の理由になっているのは、「作りの良さ」と「切れ味の良さ」、そしてそこから来る「使いやすさ」だと思う。本体はステンレスから製造されており、手に持っただけでも堅牢感と高級感が感じられるはず。これに精度の良い加工が施され、良いものという感触が伝わってくる。

精度の良さといえば、刃物部分のつくりは特に驚きだ。ニッパー型の本体を握り刃を合わせると、合わせ目が消えてしまう。安物だとこうはならないのは明らかで、いかに精度が高いか、そして切れ味が良いかがわかるだろう。試しに紙を切ってみると、簡単に切れるほどである。

刃をあわせると、合わせ目がほとんど見えなくなる

余談だが、僕が使っているクラシックモデルのほかに、全体が職人によって磨き上げられたミラーモデルも存在している。ミラーモデルは全体的にヘアライン加工となっているクラシックモデルと比べると、価格は2倍近い16,200円(税込・直販価格)だが、長く使えるものなので奮発するのも良いかもしれない。

ニッパー型のつめ切りは、よくみる四角いタイプとは違い、構造上つめを貯めておけるスペースが存在しない。最初はつめを切るたびにつめが飛んでいってしまわないかと心配していたのだが、切れ味の良さなのか、そんなことはなかった。

ケースも金属製。スポンジに本体がしっかりと収まっていて、高級感がある

今までの経験だと、つめを切るときには「パチン、パチン」という鮮やかな音が聞こえるイメージだったのだが、このつめ切りでは「プチッ、プチッ」と軽やかで控えめな音。つめを挟む力で切断するのではなく、切れ味の良い刃物でしっかりと切ってくれる印象だ。そのせいもあり、切った際につめが飛んでいかないのだと思う。

また切れ味が良いことで、細かな調節がしやすいというメリットも。ニッパー型という形状も相まって、深爪になってしまうことがほとんどなくなった気がする。微調整によって切った後の形状がきれいなため、ヤスリで形を調整することもなくなった。

まさに “一生モノ” のつめ切り

これからも愛用していきたい

こういった切れ味の良さやつくりの良い本体は、「つめ切り」という定期的にやらなければいけない作業において、僕に少しの楽しみをもたらしてくれた。良いものは、ただ使うだけでその魅力が伝わってくるのだ。

そして切れ味が落ちてきたらメンテナンスが受けられるというのも魅力の1つ。高いものではあるが、長く使えると考えればむしろ安いかもしれない。これからもこのつめ切りを相棒に、末永く愛用していければと思う。