当サイトでは個人輸入、特にエスプレッソマシンを海外から購入する方法について、いくつかの記事を書いている。安く手に入ることもあり、興味のある方が多いように思う。
個人輸入は安く手に入るが、一方で国内での代理店経由と比較して、もちろんリスクがある。これをしっかりと考慮してから、個人輸入という選択を考えてほしい。
自分も知識が豊富というわけではないし、まだまだ個人輸入の初心者。しかしいくつかエスプレッソマシンを海外から購入してきた中で学んできたことなどを盛り込みながら、2つのリスクについて考えてゆきたいと思う。
はたして製品が届くのか
まず思いつくのが、製品がしっかりと届くのかということだろう。
日本国内でも無いわけではないが、しっかりとしたショップか確かめにくい以上、海外から購入する場合は詐欺に合う可能性が否定できない。
そのような場合は、日本で購入したユーザーがほかにもいないかを探してみる。日本にいない場合は、海外で購入したユーザーをSNSで調べたりもして、少しでもしっかりとしたショップで購入できるように調べている。
それでも不安な場合は、eBayやAliexpressといったプラットフォームで買うのも効果的だ。こういったところの場合、届かなかった場合の補償制度もあるので、安心して購入できる。
また、なるべくクレジットカードは使わないように心がけたい。まともなサイトなら問題ないが、クレジット番号を入力するにはリスクがつきまとう。なるべくリスクを抑えるためにも、Paypalといった送金サービスを活用したい。
基本的に修理は受けられない
当たり前のことだが、壊れた場合のサポートについては覚悟が必要だ。日本国内では修理が受けられないので、海外に送り返すことになる。
タンパーを始めとしたエスプレッソ用のアイテムについてはいいが、エスプレッソマシンは振動で壊れる可能性もあるなど、初期不良の可能性も高い。サポートが受けられたとしても、送り返してから戻ってくるまで、かなりの時間がかかってしまうのだ。
もしくは、海外発送の場合は初期不良以外のサポートを受け付けないショップもある。そういった場合は、せっかくのマシンがジャンクになってしまう。サポートは受けられるのか、サポート対応で時間がかかってしまっても問題ないかなど、ショップの規約を購入前に見ておくほうがよい。またエスプレッソマシンは比較的単純な構造なので、自分で直すというのも1つの方法だ。
まとめ
個人輸入は安く手に入る場合が多いが、しっかりとリスクを考える必要がある。基本的に下調べをすれば、製品が手元に届く可能性がほとんどだが、問題はその後のサポートだ。
確かに国内品は高いかもしれない。しかし、初期不良や修理を含めて考えると、長期間使っていけるのはどちらだろうか。
つい安さに注目してしまいがちだが、すぐに壊れて修理もできない場合、無駄な買い物になってしまう可能性もある。こういったリスクがあるので、購入前にはしっかりと考えていただきたいと思う。