【レビュー】エスプレッソマシン「Rancilio Silvia」についての記憶

 
RancilioのSilviaについて、すでに手元にはないが、レビューをしたい。
 
1927年にイタリアで創業したRancilio(ランチリオ)という歴史あるメーカーのものである。
Silvia(シルビア)自体は1997年に生まれた。
最初は販売をしておらず、業者へのプレゼントとして作られていたらしいが、
現在は家庭用の定番機種になっている。
 
このSilviaは現在までに4回ほどモデルチェンジをしている。
  • V1 初代のモデル
  • V2 ドリップトレイの形状変更(現在の形に)。またOPVが調整可能に。
  • V3 スチームワンド、ノブの変更(現在の形に)。ポルタフィルタが現在のエルゴノミックデザインに。
  • V4 ヒーターが交換可能に。またその材質が銅からステンレスへ。
  • V5 電源ランプの変更。またボイラーに断熱材が巻かれた。
 
他にもボイラーの形など、細かい所は変わっていると思うが、大きい違いはおそらくこれくらい。
 
自分は2016年の4月に購入したのでそろそろ2年経つところ。
その前はデロンギのEC152Jという機種を使っていたので二台目。
使っていくうちに良い点も悪い点も分かってきたので、比較も含め自分なりに書いてみたいと思う。
 
 
良い点
  • ステンレスのボディでかっこいい
  • ポルタフィルタが業務用と同じものなので、使用感や所有感が良い
  • デロンギ等のクラスの家庭用と比べるとボイラーが大きく温度が安定することと、スチーム時のパワーが強い。
  • 三方向バルブがついているので、すぐポルタフィルタを外す事ができる
  • 修理、改造しやすい。
 
悪い点
  • ボイラーが300mlあるため、EC152Jと比べるとヒートアップ時間が長い、またスチームの切り替えも時間がかかる。
  • ドリップトレイが小さい
  • バイブレーションポンプの音が筐体に響く為大きく聞こえる
 
 
やはりメリットはある程度が業務用のパーツで作られているので、所有感や使用感が良いところ。
特にポルタフィルタに関しては業務用と同じものであるため非常に重く、デロンギのものがおもちゃに見えるほど。
 
ボイラーもデロンギ(恐らく100ml以下)と比較すると300mlと大きいので安定性やスチームの持続性・パワーは強いのであるが、
その分加熱に時間がかかるため使い勝手としてはデロンギの方が良いと感じた。
100Vで使えるマシンであるが、個人的には昇圧して使用したほうがおすすめ。
 
改造に関してはPID制御にするキットが販売されており、施している人も多い。
(自分も一時期はArduinoで組んで導入していたが、現在は取り外してしまった。)
構造も簡単で、パーツも揃いやすいので自分で修理しやすそうなマシンだなとも思う。
海外からの個人輸入だとアフターサポートが受けにくいので、この点は重要。
 
肝心のエスプレッソの味については、正直な所デロンギのEC152Cと大きく変わるかと言われるとそこまで変わらないと思う。
やはり温度制御が同じバイメタルサーモスタット、ポンプも同じULKA製のバイブレーションポンプと考えると、ボイラーが大きいといっても業務用と比べると小さく、構造的にも三方向バルブの有無くらいであるため大きな違いは生まれにくいのではと思う。
 
しかし、ボイラーが大きい点はスチームにおいて持続力やパワーが強くなること。
そして業務用のポルタフィルタを使える喜びや、ステンレスボディの見た目は所有欲を満たし、満足のいく買い物をしたと今でも思っている。
(しかし、やはりセミコマ(半業務用)が気になるのであった…。)
 
動画を作ってみたので貼っておきます。
撮に気を取られて抽出はあまりうまく行かなかったけども…。
 

Espresso Brewing with Rancilio Silvia